カル2の聞きかじりですが、取りとめもなく書いてみました。
・どこから来たの?
伝来も諸説ありまして、どれが正しいのか不明です。
一般的には
インド → 中国
インドから中国に伝わり、やはり国王=皇帝の守護を目的とされたようです。
その中国で、唐獅子牡丹で有名な唐獅子になったようです。
中国 → 日本
中国から日本に伝わり、平安時代中〜後期に天皇の座の守護像として祀られたようです。
日本に入ってきた当時は、獅子が1対だった様ですが、それがいつの頃からか、
右が「阿」で口を開けた獅子と、左が「吽」で口を閉じた狛犬に変化したようです。
しかし、これも設置場所等により左右が逆の場合もあります。
従って、玉取りや子取りの位置も違ってきます。分類も難しいですね。
「阿吽」の形は、仁王門の仁王様と同じで、また祀られた目的も同じのようです。
・神殿狛犬って?
伝来した頃は、宮中=皇室の守護のためで室内に設置されていたためか、木製が多かったようです。
そして、神殿に祀られていたので「神殿狛犬」とかと言われています。
当HPの狛犬は、神社の参道に設置されている「参道狛犬」です。
先日、某所で中国の狛犬やインドの狛犬?などを見学してきましたが、
中国製?は日本の狛犬と良く似ていますね。
中国の想像上の動物である神獣は、頭に角が生え犬に似ているとか。
それが伝わってきているのなら、似ていても仕方が有りませんよね。
1番古いと言われている参道狛犬は、東大寺南大門の狛犬で、建久7年(1196年)中国製とも
言われています。
・なぜいろいろな形があるの?
いろいろな形がありますね。
製作地域や設置地域、製作年代や原材料、手法、依頼主の要望、そして手本となる狛犬によっても
異なるようです。
良く観ますと、尾の形模様、体の模様や正面向き・体ひねりなど、岩の上に乗っているなどや、
頭・耳・眼の形も多種あります。
観れば観るほど面白くなって来ますよ!
近代のは、国産の機械彫りや輸入品が多くなって来ているようで、形が均一化していますね。
このような訳で、分類も非常に複雑になって来ています。
まあ、別に分類をする必要もないのかも知れませんがね。
いろいろな文献を見ますと狛犬についても諸説あり、何が正しいか判断が出来ません。
詳細に書きますと引用願いが大変なので、このように取りとめのない文章となりました。
とにかく、想像上の動物を造ったのですから、これは何なのだ!と考えても仕方がないかも知れません。
これからも、いろいろな表情をした「狛犬さん」を楽な気持ちで楽しみたいと思っています。